お祭りと花火も終わり、暑い日が続いていますね。
日差しも強くなっています。
紫外線にあたると、サンタンやサンバーンを起こしたり、疲労、肌の老化、シミしわの原因になったり、一時的に免疫力が低下してしまったりすることがあります。

「日差しも強くなってまいりました。」、というのは6月の、時候の挨拶だそうですね。 実際、紫外線は5月ごろからすでに強くなり始めていて、6~8月に最も強くなります。

日焼け止めについて

日焼け止めクリームなどによくPA++++、SPF50+など書いてあるものをよく見ますね。 PA、SPFとはなんでしょうか?知っている方も多いでしょうか?
日焼け止めメーカーのサイトなどにも書かれていますが、
簡潔に言うと、下のようになります。

SPFについて:
SPFとは紫外線の中のUVBをどれだけ防げるかの目安です。
「 SPF46 」 などと表示され、後ろにつく数字が大きいほど強い日差しでも、日焼けしにくいという目安になる数字のようです。

PAについて:
PAは紫外線の中のUVAをどれだけ防げるかの目安です。
「 PA++ 」 などと表示され + が多いほど効果が高いようです。

現在は、売られているほとんどの物がSPF50+ かつ PA++++(+が4つ)のようですね。
これらは外でスポーツをする時などに薦められるようです。 乳液タイプのものなど、スキンケアも兼ねた日焼け止めなどはSPF30、PA++等のものもある様ですね。

ちょっとした外出などでは、数値が最大のものでなくても十分でしょう。また1日中外にいるような時でも、こまめに塗り直せば、数値が高くなくても効果は十分ありそうですね。

いずれにしても皮膚に直接塗って効果を発揮するという事と、汗をかいたり、自然とぬぐいとってしまったりして効果が薄れることがあるという事から、こまめに塗りなおすことは大切かと思われます。 そして、それぞれの表示どおりにきちんと使用すると良いと思います。
例)

  • 「よく振ってから使用してください」:2層タイプのものなど。
  • 「ムラにならないように」:薄い部分だけ日焼けしてしまう可能性がある。
  • 「使用後はしっかり洗い落として」:そのままだと肌が荒れてしまうことがある。
  • 「こまめに付け直してください」;上記のとおり十分に効果を発揮させるため。 等

日焼け止め以外にも

帽子やタオル、長袖などで肌を日光から遮ることも良い対策でしょう。また紫外線は角膜炎の原因になることもあるので、つば付きの帽子やUVカットのサングラスを使用するのもよいでしょう。

日焼け止めに入っている紫外線吸収剤の種類とその特徴

種類 紫外線吸収剤 紫外線散乱剤
代表的な
化合物
(表示名)
  • メトキシケイヒ酸オクチル
    (あるいはメトキシケイヒ酸エチルヘキシル)
  • ジメチルPABAオクチル
  • t-ブチルメトキシシベンゾイル 等
  • 酸化亜鉛
  • 酸化チタン
特徴
  • 化合物自体が紫外線を吸収し皮膚へ紫外線が届くのを防ぐ。
  • 特異的な吸収波長がある。  (UVB吸収剤。UVA吸収剤)
  • 溶解しているため皮膚に塗ったときに白く見えない
  • まれにかぶれる人がいる。
  • 粉末が紫外線を吸収・散乱することにより皮膚へ紫外線が届くのを防ぐ。
  • 酸化亜鉛はよりUVAを、 酸化チタンはよりUVBを防ぐ。
  • 吸収剤に比べると、皮膚に塗ったときに白く見える。

環境省環境保健部環境安全課 発行:
紫外線環境保健マニュアル2015をもとに作成

紫外線の特徴 (WHOの定義)

名称 波長 特徴
UVA 315~400nm
  • サンタン(黒化)を起こす
  • 対流圏の光化学反応に関与
UVB 280~315nm
  • 皮膚でのビタミンD2生成に関与する。
  • 一方、過剰照射により皮膚がんなど人体に悪影響あり。
  • サンバーン(赤くなる日焼け)を起こす。
UVC 280nm以下
  • 成層圏に存在するオゾン層に吸収され、
    ほとんど地上部に到達しない。
  • 260nm付近の紫外線は殺菌灯に使用される。

赤外線と紫外線の人体に対する作用の違い

皮膚 人体
透過力 温感 紅斑 日焼け 障害
赤外線 × 熱性白内障 熱中症
紫外線 × 結膜炎
角膜炎
皮膚がん

参考と出典
・衛生薬学 健康と環境
・紫外線環境保健マニュアル2015:
環境省HP >保健・化学物質対策>環境保健に関する調査・研究