通常のインフルエンザは、毎年秋以降に流行しますが、 今年は豚に由来する新型インフルエンザが発生していることから、 秋以降には通常のインフルエンザと新型インフルエンザが重なって流行するものと考えられます。

流行時の予防法(世界保健機関)

新型インフルエンザに関するQ&A

Q:新型インフルエンザの感染はどのように広がりますか?

A:新型インフルエンザの感染経路は通常のインフルエンザと同様で、 咳やくしゃみとともに放出されたウィルスを吸い込むことによって起こる”飛沫感染”とウィルスが付着したものを触れた後に、 目、鼻、口などに触れることで、粘膜・結膜などを通じて感染する”接触感染”が考えられます。

Q:新型インフルエンザを予防するにはどうしたらいいですか?

A:ウィルス感染を予防するためには、手洗い、うがいをしっかりすることが大切です。 手洗いは外出後だけではなく、可能な限り頻繁に行いましょう。せっけんを使って最低15秒以上行い、洗った後は清潔なタオル等で水を十分に拭き取りましょう。 また、ウィルスが粘膜を通じて感染するため、極力鼻や口などを触らないようにしましょう。咳、くしゃみの際の「咳エチケット」も感染防止の上では大切です。 咳やくしゃみ等の症状のある人には必ずマスクをつけてもらいましょう。

Q:インフルエンザ脳症について教えてください。

A:インフルエンザ脳症はインフルエンザ発病後、急に症状が悪くなる病気で、主に5歳以下の乳幼児がかかります。 その初期には、インフルエンザの症状に加えて、(1)呼びかけに答えないなどの意識障害、(2)意味不明の言動、(3)持続性のけいれんなどの症状が現れます。 このような症状が見られた際には、速やかに医療機関に受診してください。 また、強い解熱剤によりインフルエンザ脳症がより重症化することがあるため、解熱剤の使用はかかりつけの医師に相談して用いましょう。

出典:厚生労働省「新型インフルエンザ対策関連情報」